Q&A・歯科お役立ちコラム

歯科お役立ちコラム

  • 「お口の体操」

    マスク生活が続き、気がつかないうちに“口呼吸“になっていませんか?
    人間は本来 “鼻で呼吸する” 生き物です。なぜなら鼻呼吸は人間にとって体を守る優れた防御システムだからです。

    空気の中には、ちりや花粉、細菌などの異物が含まれています。これらの中で比較的大きなちりや花粉などは鼻毛でブロックされます。
    また鼻腔の粘膜では線毛上皮細胞が細菌などの小さな異物を絡め取る働きがあります。

    こんなに優れた鼻呼吸ですがこれを行うためにはお口の周りの筋力が必要です。
    困った事に年齢を重ね舌やのどの筋力が低下してくると楽に行える口呼吸になってしまいます。
    またお口を使うことが少なくなっている現代では子供達もこれらの筋肉が発達せず“鼻呼吸ができない子“が増えています。
    最近”お口ポカンのお子さん“多いですよね。

    口呼吸には鼻呼吸のような防御システムはありません。
    ですから異物だらけの空気が口から咽頭や喉頭に直接当たってしまいます。すると唇は乾き、口の中は乾燥し病原菌やウィルスが侵入し繁殖してしまいます。
    さらに歯磨きが不足で口の中がヌルヌルしていると、ますます細菌やウィルスが繁殖しやすい状態になり虫歯や歯周病も進行してしまいます。

    でも皆さんご心配なかれ!お口の周りの筋力は鍛えることができるのです。
    さあ一緒にやってみましょう。

    まず、大きくお口を開けて「あー」
    次に、口を大きく横に引いて「いー」
    そして、唇を大きく突き出して「うー」
    最後に、大きくベロを出して「ベー」
    これで1セット、なに~これ簡単!

    でもこの“お口の体操“、毎日続けるとお口の周りの筋肉を鍛え、”口呼吸を鼻呼吸に改善してくれる効果”抜群なんです!

    食前や食後に1セットを10回、一日30回を目安にこの「あいうべ体操」やってみてくださいね。

    なんと護得久先生も「あいうべ体操」をオススメしていますよ。

  • お口の❝発達❞にささいな事が関わっているんです

    日頃、お子さんと遊んでいる時、ご飯を食べている時、


      発音が気になる


      おしゃぶりがやめられない


      食事に時間がかかる


    と思った事はありませんか?


    実はこれらの事が、


    お口の発達を遅らせる原因になっているのです。


    エンゼル歯科では、


    子供たちのお口の機能を発達させるために


    色々な取り組みを始めました。


    「そう言われてみれば、うちの子も何だか気になる……」


    「でもどこに相談したらいいかわからない」という方


    ささいな事でも何でも大丈夫ですよ~


    一度相談してみて下さい


    一緒に考え、子育てを楽しくしていきましょう



  • 「サブスタンスP」を増やせ! (人生100年時代の秘訣パート2 )

    日本人の死因のトップは悪性新生物つまりガンです。では第五位は何だか知っていますか?
    そう肺炎です。そして肺炎で入院した七十歳以上の高齢者のうち七割以上は誤嚥性肺炎です。これは飲み込むが衰える為におこります。
    喉は空気の通る気管と、食べ物が通る食道に分かれています。食べ物や唾液などが食道を通る時、気管の入り口にある喉頭蓋という「フタ」が、食べ物が誤って気管に入らないようにわずか0コンマ数秒の間に閉じます。
    しかし、喉の筋力が低下すると、この働きが悪くなってしまい食べ物や唾液などが気管や肺に入ってしまう誤嚥が起きてきます。
    そして細菌が繁殖して肺に炎症がおこり、やがて肺炎になってしまうのです。

    でもご心配なかれ!飲み込む機能の回復は可能なのです。近年、「サブスタンスP」という物質が注目されています。
    「サブスタンスP」は体内物質で、食べ物を飲み込んだり、咳をするように神経に働きかける神経伝達物質です。脳梗塞やパーキンソン病ではこの物質が減ってしまい誤嚥のリスクが高まり」ます。
    ですから、この「サブスタンスP」の分泌を増やせば飲み込む機能の回復も可能なのです。
    皆さんに「サブスタンスP」の分泌を増やす方法をこっそり教えますね!

    なんと「歯磨き」です。口の中を刺激すると、唾液の中に含まれている「サブスタンスP」の濃度が上がることが報告されています。
    また「歯磨き」は口の中に残った食べカスなどから起こる細菌の繁殖を防ぐ効果もありますから、できるだけしっかり行ったほうがより効果的です。そして、飲み込む力を改善する為に喉や舌の筋肉を鍛えるとさらにベストです。

    では簡単なお口の体操を紹介しますね。
    まず、唇を思いっきりすぼめて「ウー」と力を入れます。今度は唇を思いっきり引くように、「イー」と力を入れます。
    次は舌(ベロ)です。ベロを少し出したまま、口を閉じてつばを飲み込みます。ベロをあまり出しすぎないのがコツです。
    毎日続けるとたったこれだけで飲み込む力の衰えを予防してくれます。 さあ一生自分のお口で食べられるよう、毎日の「歯ブラシ」と「お口の体操」を楽しんで下さいね。

  • プロテアーゼを減らせ!

    今年は、沖縄県をはじめ全国各地で、例年より2か月早くインフルエンザの流行が始まりました。台風や大雨が多かった為ではないかといわれています。天気が悪いと家の中にいることが増え、家庭内で感染した可能性が高いからというのです。


    インフルエンザ予防の第一はインフルエンザワクチンの接種です。そして、外出から戻ったら、手を洗い、うがいをすることも重要です。マスク着用も効果があります。さらにもう一つ大切なことがあります。さて、なんだと思いますか?


    それはお口や歯を清潔にすることです。日本大学歯学部細菌学講座の神尾宜昌先生の研究で、口腔細菌がインフルエンザウイルスを体内で増殖させ、インフルエンザの発症リスクを高める恐れがある事がわかりました。その細菌は、私たちの歯や舌の汚れに含まれていることが多いのです。


    歯みがきを怠っていると、むし歯や歯周病の原因となる菌が増殖してプラーク(歯垢)になります。このプラークには、気管支炎や肺炎などの発症や重症化にかかわる肺炎球菌やインフルエンザ菌のほか、重篤な感染症の原因となる黄色ブドウ球菌、緑膿菌、セラチア菌などの細菌も含まれています。これらの細菌はプロテアーゼと呼ばれる酵素を出し、インフルエンザウイルスが気道の粘膜から細胞に侵入しやすくする働きをもっています。

    つまり、お口の中がネバネバしたり、不潔な状態を放置しておくとプロテアーゼの量が増え、インフルエンザの発症や重症化を招きやすくなるのです。


    口腔細菌は夜寝ている間に増えるため、夜寝る前の歯磨きは特に重要です。そして、かかりつけの歯医者さんで適切な歯みがきや口腔ケアの指導を受け、歯科衛生士さんに定期的に歯垢を除去してもらい、日ごろからお口の中を清潔に保つことも大切です。

    「たかが歯ブラシされど歯ブラシ」、歯ブラシはきちんと行えばプロテアーゼの量を減らし、インフルエンザの予防にも効果があるのです。

  • 人生100年時代の秘訣

    私たちはどんどん長寿になっていき、人生も100年時代に入ってきました。人間の一生の時間(平均寿命)をみてみると、自分の事は自分で出来る時間(健康寿命)に自分のことは自分でできない時間(要介護状態)を足したものであることがわかります。現在、日本人の平均寿命は男性で約81歳。女性で約87歳です。そして要介護状態の時間は男性で9年、女性で約12年もあるのです。

    さて、フレイルという言葉を聞いたことがありますか?フレイルとは高齢者の体力や活動が低下している状態、つまり健康障害を起こしやすくなった状態のことです。ほとんどの方が健康な状態からいきなり要介護状態になるのではなく、フレイルという過程を経て要介護状態になります。


    2014年の国立長寿医療研究センターの研究班により「フレイルの予防には口腔機能の維持が重要である」と発表されました。口腔機能の維持とは要するに「食べられる口を維持する」ということです。

    このためにはまず健康な歯と歯茎を保つ事が重要です。これは形態的なお口の機能です。その上で、噛んだり、飲み込んだりするための筋肉や舌の力などの機能的なお口の働きを衰えさせない事がとても大切なのです。つまり形態的な口腔機能と機能的な口腔機能がそろった上で「食べられる口」が維持できるのです。

    年齢を重ねるとともに口腔機能も衰えてきますが、予防をすることは可能です。形状的な口腔機能はかかりつけの歯科医院で定期的にしっかり診てもらって維持して下さい。そうして入れ歯も含め「使える歯」があることで、機能的な衰えのスピードもゆっくりにすることができるのです。

    このようにして、一生自分のお口で食べられるようにする事が人生100年時代を楽しく過ごすための秘訣なのです。

Q&A

虫歯のきっかけは?

※歯の表面は、喰べ物や飲み物により歯が溶け出す(脱灰)と、唾液の成分による修復(再石灰化)を繰り返しています。歯ブラシの仕方やタイミングが悪いと、この仕組が上手く働きません。原因菌も増えます。そのまま放置すると歯垢(プラーク)がたまり、虫歯や歯周病の細菌の温床となります。

なんだか歯に茶色っぽい点がある?

お母様が気がついた時点で、もうかなり進行している場合があります。
乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすく、進行が速いのが特徴です。 それは、乳歯の歯の質が永久歯に比べ、柔らかいからです。

メンテナンスはなぜ大切なの?

乳歯から永久歯への、自然でスムーズな交換がおこなわれることが、良いかみ合わせや良い歯並びにつながります。
虫歯で早期に乳歯を失うと、この交換時期の順番がくずれて、うまく並びません。

永久歯がきれいに並ぶって、そんなに大事なの?

それは、良いかみ合わせや良い歯並びは、将来の虫歯や歯周病の予防につながるからです。
でこぼこと並んでいたり、歯が斜めに生えていたりすると、陰になった部分は、歯ブラシを当てるのに困難な場所となります。そして絶えず歯の汚れ(歯垢)がふきだまり易くなり、虫歯や歯周病の発生の、温床となります。

どんな事に気を付けたらしたらいいの?

子供の場合は虫歯の進行が速いので、定期健診、早期発見が重要です。
また、保護者による仕上げ磨き、正しく歯磨きをする習慣をつけるのが、なによりの予防となります。

アクセスマップ

【58号線沿いから】

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矢印左手に交番が見えたら、次の交差点(大謝名交差点)を左折。

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矢印その後直進すると右手にエンゼル歯科の看板が見えます。駐車場は建物左横です。

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矢印左手にマクドナルドが見えたら次の交差点(大謝名交差点)を右折。

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矢印その後直進すると右手にエンゼル歯科の看板が見えます。駐車場は建物左横です。

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【海岸沿いから】

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矢印サンエー宜野湾コンベンションシティ交差点右折し直進

那覇・浦添方面からお越しの方ユニオンの看板

コンベンション方面から

矢印直進して左側にエンゼル歯科の看板が見えます。駐車場は建物左横です。

コンベンション方面から

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矢印サンエーコンベンションシティを過ぎた交差点を左折。

北谷方面からお越しの方

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矢印直進して左側にエンゼル歯科の看板が見えます。駐車場は建物左横です。

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